格安スマホとは、キャリアであるドコモ、au、ソフトバンク以外の通信事業者が出しているスマホで、キャリアの半額から3分の一ほどの料金で使えるスマホです。
画像はP10 lite
料金は、機種代込で月2GBなら2,000円前後から使うことができます。キャリアなら7,000円前後するスマホがなぜ安く使えるのかと言えば、次のようなことがあげられます。
・Androidは、ファーウェイなどの安価で高機能な機種がある反面、テレビなどの機能を除いた安価な機種が多くある。1万円のスマホもある。おさいふケータイにも対応してないものもかなりある。でもコアはオクタコアが一般的で、性能面では十分である。
・iPhoneもあるが、キャリアで販売されているのはiPhone8以降であるが、格安スマホだとiPhone 6sとiPhone 7であり、いわゆる型落ち機種である。でも性能面では今でも十分に通用する。
・通話のかけ放題機能がなく、通常は30秒で20円の通話料が必要である。ただし、ワイモバイルやUQモバイルなど一部には、5分以内かけ放題などのサービスを行っている通信事業者もある。
・ワイモバイルとUQモバイルを除いていわゆるキャリアメールがない。ただし、キャリアメールが必須というサービスは崩れつつあり、GmailやiCloudメールなどで十分に対応できる。
・通信回線をキャリアから借りているため、昼12時から13時や、夕方以降の速度が遅くなりがちである。(ワイモバイルとUQモバイルを除く)
簡単に言えば、機能が限定された端末機や型落ちの端末機を使って、通話は別料金でネット閲覧がメインである方向けと言えます。
ワイモバイルやUQモバイルが速い理由
キャリアではないワイモバイルやUQモバイルが速く、電話のかけ放題もあるのは次の理由です。
・ワイモバイルは以前は独立した通信会社でしたが、今ではソフトバンクと合併してソフトバンクの格安部門のブランド名です。ワイモバイル=ソフトバンクなのでキャリアと同等なのです。
・UQモバイルはKDDIの子会社で、KDDIからau回線を借りているMVNOではありますが、実質的にはauブランドの格安部門と言えます。UQモバイル=KDDI(au)とほぼ同等と言えます。
ワイモバイルやUQモバイルは、本当に通信回線を持たない事業者とは区別して「準キャリア」とも呼ばれています。キャリアの通信回線を存分に使っているため速いのです。
格安スマホの高性能化
ここ2、3年で格安スマホのAndroidは大きく性能が向上しました。どんな機種でもオクタコア(8つのCPU)実装が普通です。中でもファーウェイのスマホは出来が良く高性能なので人気があります。
iPhoneも近いうちにiPhone 8が格安スマホに登場するでしょう。
ただ、Androidの安価な機種にはテレビ機能やFeLica(おさいふケータイ)がありませんし、防水機能は国産のAQUOSやarrowsなど以外はないのがちょっと残念です。
また、ワイモバイルとUQモバイルでは、キャリアメールがもらえます。ワイモバイルは無料で、UQモバイルは月200円かかりますが、携帯電話からと認識するメールです。
ただしキャリアメールはショートメールサービス(SMS)用として使われるので、なくても問題ないです。
ワイモバイルは10分以内の通話がかけ放題、UQモバイルは5分以内の電話がかけ放題など、かけ放題が料金プランのベースになっています。
ここにきて、キャリアの高価なスマホと大差ない高性能な格安スマホがそろってきています。これからはさらに格安スマホが普及していくと思われます。
通話やネットの安定度
ワイモバイル・・・ソフトバンクの4G LTE回線
UQモバイル・・・・auの4G LTE回線
楽天モバイルやイオンモバイルなど多数・・・ドコモの4G LTE回線
このように、回線自体はキャリアの通信回線を使用しているので、特にワイモバイルやUQモバイルはキャリア同様に問題なく使えます。
なお、MVNO事業者の回線は借りている帯域(道路で言えば道路幅)が限定されているため、多くのユーザーが一斉にインターネットにアクセスするお昼ご飯時や夕方以降では、速度がかなり落ちる場合があるようです。
どの事業者を選ぶか
キャリアより月額料金を安くしたいが、キャリア並みに高速通信も電話のかけ放題も使いたい方は、ワイモバイルかUQモバイルをおすすめします。
電話はほとんどかけることがなく、インターネットの速度もそれほど気にしない方や、スマホ2台持ちの2台目などは、さらに料金の安い楽天モバイルやイオンモバイル、BIGLOBE、mineo(マイネオ)など多数あるMVNO事業者をおすすめします。
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